こんにちは、ニスリーンです。
昨日、あのサロヤン・ジルズの生みの親であり、
ミュージシャンでもあった、ハリー・サロヤンさんの訃報を知りました。
カリフォルニアを中心に、ベリーダンスの普及において大変大きな貢献をして来た方です。
私の師匠サディアはカリフォルニア出身、ハリーさんとは数十年来の友人でした。
彼の歌う「Cairo」は私がヴェールワークの楽しさに目覚めた曲です。
ちょうどその晩、江古田のイスラエル料理店シャマイムにて、サディア先生のショーがあり、
先生からのメッセージを受けて、急遽客席に応援に行くことになりました。
その晩の曲目は、サロヤン・メドレー。
その後は「Wahshtini」.. ..(あなたが恋しい、という意味です。)
涙をこらえながら踊るサディアの姿に、私も、こみ上げるものがありました‥。
彼女にその場で手渡されたサロヤン.ジルズは、励ますような気持ちで叩きましたが、
その澄んだ音色にもまた、胸が締め付けられるような..。
またその晩のお客様は皆様格別に温かくて歓びに充ちた雰囲気があり、
異例のことで是非みんなで写真撮影をしたい、とサディアが申し出る一幕もありました。
私がサロヤンさんにお会いしたのはただ一度だけですが、初対面の異国の若者に対しても真っすぐ温かく優しい目を注いで、丁寧にお話になるお姿が印象的な方でした。
(そして緊張する私や他のダンサーを「髪が綺麗だね」と褒めて下さったことも..☆)
サディア先生の語る様々なエピソードを聞いていても、
本当に多くの人に愛された、「紳士」であったことがわかります。
今思うと、彼に幸運にもお会いすることのできた3年前のカリフォルニアへの渡航が、
私がダンスにより深く引き込まれて行く一つのターニングポイントになっていたことも思い出し、
「一期一会」という言葉を噛み締めた晩となりました。
慢心することなく、誠実にショーを作って行こう、
一つ一つの踊る機会を
「同じ場」「同じ出会い」は二度とない。ということを忘れないように。
そう思ってまた、ジルの練習をします。
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2016年10月29日(土)夜、
毎週木曜日の20:10−21:10(ベーシッククラス)(東京都中野区Belly Queen Japan)
の定期クラスのほか、
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