Wednesday, March 25, 2015

どこ見てるの?

突然ですが、私アメリカの30〜50年代くらいのミュージカル映画を見るのが好きです。人を楽しませるために文字通り命をかけている感じ。キラキラした非現実の世界。

何と言っても、ダンスシーンがてんこもり!ダンス>ストーリーラインと言って良い程。

見続けていると、ふとある事に気付く。それは、目線。

シアターダンスやジャズダンス、タップダンスって、基本「目線は常に観客」という感じ。
後ろを向いたり、デュエット同士で向き合う事はあっても、目線を落とす事はなかなかない。
(悲しみを見せる等以外は)御法度なのではないかという印象さえある。(習った事がないので想像ですが)












古い作品だけでなく、比較的新しい作品もその点はいっしょ。
前へ、前へ、「攻めて」くる感じ。

なぜその事が気になったかと言えば、オリエンタルダンスとは全然違うから。

ほぼ近い年代、やはり黄金期のエジプト映画。













それぞれに個性の違うダンサーなのだけど、ずっと観客のほうを直視し続けるという事はなく、目線を肩口に落とす、目を伏せる瞬間がある。
でもそれが自信なさげ、というのではなくむしろ「人生の美味しいとこ知ってんのよ~」とでもいうように、確信に満ちて、魅惑的。
攻めるというより、見る者を引き込む方向性。


そういう意味で、見ていて少しオリエンタルダンスと通じる部分があるかも?と思うのは、フラメンコ。



好き。Manuela Carrasco


音楽も、身体の使い方ももちろん全然違うのだけど、
目線の使い方。外よりも、内面を向いている、ように見える。


私は、長い間、踊る時はかならず真っすぐお客さんの方を見て笑わないと!と思っていた。

昔Band Wagonを見ていた事が関係してたりして..?



No comments:

Post a Comment

[Bilingual post] Podcast S2: Ep9 – How Belly Dancing Expanded My Horizon /ポッドキャスト S2:エピソード9- ベリーダンスはどのように私の世界を広げたか

            Japanese follows English/ 日本語は英語の後に記載 Hello, this is Nisreen. Welcome to the ninth episode of Season Two of my podcast—it’s lov...