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Showing posts from April, 2015

2015年4月29日、「みんなで作るシリアデー」行って参りました!

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KazumiさんのFBシェアで、このイベントを知る事が出来ました。 「よくわからない から一歩だけ踏み出して」 というコピーの通り、「シリアの人々や文化をもっと身近に感じてもらおう!」という主催の皆様の強い想いを感じる会でした..。 会場に入ると目に入るのは、アレッポ石鹸や手作りの雑貨、お菓子などの賑やかな物販の様子。そしてシリアの人達の笑顔の写真。 特に手作りお菓子がそれはそれは美味しくて「美味しい美味しい何ですかこれ何が入ってるんですか手作りなんですかっ」とハアハアとブースのおねえさんたちに迫ってしまったのは私です..(笑)ごめんなさい。 本当に中東、特に地中海各国の食べ物には外れがない気が致します・・。 上映会では、難民として生活するシリアの人々の大切な故国の情景や家族、友人への想いを丁寧に映した素晴らしい映像を鑑賞しました。 またトークショーも、質疑応答も交えてとても温かいものでした。 感想はとても複雑ですが、ここで一つだけ印象に残ったところをあげると 「日本ではシリア出身と言うとテロリストと思われてしまうので初対面の人には本当の出身国は言わないようにしている」 という在日シリア人の方々の言葉です。 「 無知」は暴力になることもある。 そう物語るエピソードだと思いました. 歴史、慣習、文化、宗教、政治は互いに絡み合っていて、複雑。 簡単にわかるわけはないけど、知ろうとし続ける事。 大前提は、みんな同じ人間。という事。 心に刻み付けよう。 忘れないようにしよう。と思いました。 ** 締めくくりはお待ちかね、Kazumiさんのダブケ (※レバノン、シリア、ヨルダン、イラク、パレスチナ、イスラエルなどで踊られている足を踏み鳴らす伝統的な踊り) ws! 大きな大きな輪になって踊って、とっても楽しかったです。 Kazumi先生と一緒に♥ 踊ると気持ちも打ち解けるのが不思議です。 シリアでも、ダブケが盛んな地域もあればそうでない地域もあるそうです。 そういえば、私も日本人なのに盆踊りとか殆ど踊った事がないもんなあ..こんど踊ってみようかな?なんて思ったり。 お天気もよく、とても特別な日になりました。感謝。 LOVE NIsreen

レッスン時間の変更

突然ですが、ビースター立川校にて現在受け持っているベリーダンス基礎クラスの時間が、5月度より 毎週木曜日 旧16:00−17:25→新 17:00-18:25 に変更となります。 どうぞ宜しくお願い致します。

中東、アフリカなどの文学 ②「蜜の証拠」

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「蜜の証拠」サルワ・アル ネイミ 著者はフランス在住シリア人のジャーナリスト。 アラブの古文学における性表現と、著者の周りの人々の小噺的な閨房エピソードを絡めながら、「アラブ人の性」を著者の視点で描き出すというエロティックかつ知的探究心の詰まった小説です。 ヨーロッパ中心に世界中でベストセラーになる一方、アラブの多くの国で発禁処分になったそう。 リゾート地のビーチで、マティーニでも傾けながら(下戸なのでよく分かりませんがなんとなく)読みたいような、耽美なおもむきがあります。 個人的には、「快楽の動詞」や「24.7」のような山田詠美の著作を思い出しました。 山田詠美はサガンやアニーエルノー、デュラスなどフランスの翻訳文学の影響を受けているのでそのためかもしれません。 また家父長制への強い反発を見せながらもフェミニズムにはやや冷笑的なスタンスをとっている点も共通しており、2000年代初版である割にはレトロな気味もあります。 フランス在住の著者ですが、あくまでインスピレーションの元は、著者の生まれたアラブの日常風景であると強調されています。 それでいてアラブのステレオタイプなイメージに反する内容だった事も話題になった理由でしょう。 こちら http://book.asahi.com/clip/TKY201009280225.html にはサルワさんのインタビューが載っており、  「アメリカやヨーロッパでアラブ社会について語られていることが、実像とは離れていると感じていました。アラブ世界には自由で豊かな文化的世界があることを伝えたかったのです」 と語られています。 一読をお勧めします!

ダンスに役立つ(多分)名セリフ集1

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テニス漫画名作、【エースをねらえ! 】より。 高校時代何気なく読んだものですが、ダンスを始めてから思い返すと心にぐっさり突き刺さる台詞の連続だった事に気付きました…。(特に穴だらけのバケツ、のくだり) 自分はスポ根とは程遠いヘナヘナ野郎ですが… せめてひろみやお蝶夫人の気高さの1パーセントでも見習いたいもんです。 ※ 「好きで背が高く生まれたわけじゃない」と後ろ向きになっている中学生の蘭子をテニスプレイヤーとして見いだす宗方コーチ(大学時代)の言葉。 「 だれもが美点欠点とりまぜて 生まれてきてるんだ あまったれるんじゃない! じぶんに勝つということが どういうことかわかるか 長所をのばし短所を克服して 長所にさえかえてしまうことだ そうしてはじめて 周囲にも勝てるんだ」 ※ ひろみの対戦相手・美咲がラケットをへし折り試合を途中放棄した事に対するお蝶夫人のコメント。 「いるわ、そういうタイプ。プレイヤー失格よ。 そういう人たちは集中力がないのよ。 一つ気に障ることがあるとそれにとらわれて、もう力が出せないのよ。 やれ暑いとか寒いとか不利なコールがあったとか。バカバカしい。 完璧な条件でプレイできる事など一生に何度もないわ。 技があってもそれに見合う精神力がなければダメよ。ラケットを折るなんてもってのほかだわ! コートに立つ前にまずその根性を叩き直すべきね。許せないわ、テニスを愛する者として … 」 ※ 岡ひろみと対戦して負けたジョージィが、試合後に泣いている時に姉のジャッキーから諭される場面。 「生きていればね、ジョージィ。毎日何かが起きるのよ。 けれどその 起きたこと自体は、幸・不幸の性格を持っていないのよ。 幸・不幸の性格づけをするのは私たち人間よ。 ひろみを見なさい。 この短期間になぜあなたに勝つまでになったと思うの?」 「起きたこと全てをハッピーになるように受け取ってきたってわけ?」 「そのとおり」 「あたしはそんなオメデタイ人間じゃないわ!!」 「じゃあどんどんひろみに離されていくのね! 欠点をそのまま残してるあなたは、穴だらけのバケツよ! それでどうがむしゃら

Devによる、男性ダンサーTarik Sultanのインタビュー:日本語訳 (Interview by Dev of Australia for male dancer’s point of view - Japanese translation)

たまに、 「ベリーダンスって男性も踊るの?」とダンスを踊らない方から聞かれることがあります。 答えは もちろんです!!  プロのダンサーは女性が殆どですが、中には技術にも表現力にも、さらに見識にも富んだ素晴らしい男性ダンサーの方々がいらっしゃいますね。 N.Y在住のTarik Sultanはその内の一人です。 彼はベテランのオリエンタルダンサーであり、 かつてはN.Y市内の高校で世界史の教師をされていた事もあり、折に触れては文化や歴史などの豊富な知識を惜しみなくシェアしてらっしゃいます。 思い返せば、半年程前。 彼のとあるユーチューブビデオ(男性ダンサーへの否定的なコメントへのレスポンスでした)に感心して、勝手にビデオ概要を和訳してビデオと一緒にFBにシェアしたところ、 N.Y在住の彼のお弟子さんでありアシスタントもされているNaomiさんがたまたま見かけて連絡を下さり、Tarikさんに私のことを(FBで)紹介して下さいました。 今回、Tarikさんの知識、洞察を是非少しでも多くの方とシェアしたいというNaomiさんの思いに共感して、私は彼のインタビュー和訳の校正をお手伝いしました。 作業しながら、目から鱗が何枚もボロボロと落ちる感覚 。 ベリーダンスという呼称の背景、オリエンタルダンスは女性のためのダンスか?などよく議論されるポイントに深く切り込んでいる素晴らしい記事です。 長いですが、是非読んでみてください。 パート① https://www.facebook.com/notes/tarik-sultan/interview-by-dev-of-australia-for-male-dancers-point-of-view-japanese-translatio/10152872898293155?pnref=story パート② https://www.facebook.com/notes/tarik-sultan/tariks-interview-by-devs-of-australia/10152894010948155?pnref=story

4月12日 第17回アラブチャリティーバザール後記

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前日の生演奏ハフラに続き、日曜日は毎年恒例の駐日アラブ大使夫人の会主催のお祭り(六本木の泉ガーデンプレイス内)で、民族舞踊を踊る機会に恵まれました。 プレス向け公演を含めると、計5ステージの公演。ダブケ、フィンガーシンバルを使ったダンス、ヌビアン、サイーディ、ハッガーラ、ハリージ、のセット。 私はフィンガーシンバルを使ったダンスと、ヌビアンのチームに参加。 こちらはフィンガーシンバルチームのみなさんとのお気に入りショット。 この扮装は、エジプトの伝説のベリーダンサー、Fifi AbdoにSaidaが想を得たもの♪ ☆ ☆ 【4月16日追記:下記はフォトグラファー関様が撮影して送って下さったNubianショットです♪ありがとうございます。】 正直バックステージでは「あしたのジョー」(笑)状態(間が悪いことに風邪引き) でしたが、ステージ上では、ソロとは全く違う連帯感でナチュラルハイになっておりました。 中東の方々が一緒になって踊って下さる様子も素晴らしく、 特にラスト、パレスチナのダブケを会場中の人々と一緒に大きな輪になって踊った瞬間はまさにjoyful moment、でした。 センシュアルなオリエンタルダンスも良いですが、中東のフォークロリックやフォークロアはどれもとても可愛い/かっこよくて、楽しくて、学びだせば切りがないですね!! 生演奏ハフラの準備と同時進行で、取りまとめから何から大役を果たされたSalmaさんには頭が上がりません。 そして沢山の素敵な振付を仕上げ、いつも惜しまずに教えて下さるSadia先生、 ご一緒させていただけた、いっぱいいっぱい助けて下さった素晴らしいダンサーの皆さん、 貴重な機会を下さったアラブ大使夫人の会の皆様、 ダブケを熱血指導して下さったパレスチナ大使館のDimaさん、 感謝感謝です。 Love Nisreen ********** ニスリーンの現在のベリーダンスレッスン ************* ☆ヒラソル銀座ダンススクール Bスタジオ (火)曜日20

4月11日生演奏ハフラ後記「絵と、踊りと」

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今回、生演奏ハフラシリーズに2回目の参加でした。 私は名曲(ギリシャ人はギリシャの曲だ、トルコ人はトルコの曲だと言っていると言う噂)Misirlouで踊らせて頂きました。 曲順は当日リハーサルで初めて発表され、まさかのトップバッター!びっくりでしたが、何とか無事終える事ができてほっと安心。踊りながら鼻水が垂れなかったことにも一安心。(笑) 他のハフラ参加者の皆様もそれぞれに素敵で、これはハフラか?!というハイレベル。 そして、なんと今回のゲストダンサーはTommy King様。 観客席に混ざってハフラを見て下さり、かけ声をかけたり、歌ったりと盛り上げて下さり、ステージに上がる前からエンターテイナーぶりを発揮されていました。 彼のダンスはもちろん、         圧                       巻                   の一言。 ダンスとは、練習した成果を見せる事ではなく、人生経験を、感情を、音楽の官能を、シェアする事。すぐれたショーを見るたび、あらたにつきつけられる思いがします。 また、「みんなに僕からのプレゼントだよ<3」と最後に全員参加で踊る機会まで作って下さいました。 この時に、私は衣装の上に着ていたカフタンガウンを「What is this?! Not now!!」とはぎ取られました。(笑) そして今回、Belly Queen Japanを代表して、彼に自作の絵を贈呈する名誉に恵まれました。 彼のスピンは、ただくるくる回っているのではなく、光の粉を振りまきながら踊っているように見えます。そのオーラの美しさを絵にしようと思って絵の具を重ねた絵でした。 「これ、夢の中で踊っている僕だね」と目を輝かせて喜んで下さり、本当に嬉しかった..! 素晴らしい経験でした。 Tommy King様にはもちろん、オーガナイザーのSalmaさん、Sadia先生、アラディーンの皆様、そしてお越し下さった皆様に感謝の気持ちで一杯です。 (そして翌日日曜日は怒濤のアラブ大使館イベント..後日アップします!) LOVE Nisreen