ITが語学とダンスに与える影響 その3
こんにちは、オリエンタルを日々是研究★ニスリーンです!
これは前前回の記事と前回の記事の続きです。
実はNisreenの毎週土曜日のセミプライベートレッスン、当分基本的にはオンラインで行うこととしております。
前回は初の試みとして、レッスンの一部の時間を使い
「ビデオ講評」を行いました!
前週に生徒さんに振り付けの練習の成果を披露していただいてビデオに納めておいたので、(もちろん趣旨をお伝えした上で)
ビデオを一緒に閲覧し、良く出来ている点や進歩した部分、今後の課題などについて話し合い、私からの分析をお伝えするという内容です。
結果、生徒さんからは、改めて見て、講評を受けてみて、初めて気づいた点があるという感想や、今後はここをもっと頑張りたいという前向きなお話が沢山伺えました!!
これは、私自身の反省に基づいて生まれたアイディアです。
ある時、「もっと早く自分の姿を映像などで客観的に観察・評価する癖をつけておいたら良かった!」
と痛感したことがあったのですよね。(※今もまだまだもっとしなきゃ。)
もちろん、考えすぎずに、没頭して踊るという感性も、とても大切。
同時に、自分自身への批評眼、そして自律性が育つと、比例して踊りの伸びも速くなりますね。
コンペティションに挑戦することで伸びる、というのも、けっこう大きな部分に「何度も自分の姿をビデオに録る」ということがあると思うんですよね~。
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もうひとつ、「講評」で頭の隅にあったのは私の美術大学予備校生~大学生時代の経験です。
美大というと、自由なimageを持たれるかもしれませんが、実はあれほど人前でこき下ろされる機会がある学科も珍しいんじゃないかと私は思っています。(もちろん学校にも先生にもよります!!)
出来上がったデッサンやらデザインやらは、台にずらっとならべるのですが、その時に不出来とされた作品は下の段に置かれ。さらに作品について、学生全員の前で容赦なく滅茶苦茶にけなされたりすることも。
もちろん厳しいことを言うのが必要な場面もあるので「批判=悪」ではありません。
ただ正直、これは人格否定に入るのではないかという言葉も中にはあったり、その言葉は本当に学生の成長をサポートする意図で発されたものなの?と感じる場面があったことも確かです。
そんな経験もあったので、「講評」はあくまでも、生徒さんが自分の中の進歩を見つめなおし、レッスンをがんばる甲斐を感じて頂けるように行う。
という思いはもっと強いものになっていたと思います。
具体的には、私が気を付けるようにしているのは下記です。
・改善点、達成した点、どちらも具体的に伝えること。
・体型や顔、人種、年齢などに関するコメントはしないこと。
・ジェンダーについてのステレオタイプを押し付けないこと。
・他人と比べるのではなく、生徒さん自身の過去と現在を比べること。
・前向きな言葉から始め、前向きな言葉で締めくくること。
・「あなたはそうすべきだ」ではなく「自分はこう思う」と伝えること。
そして何より日頃から信頼関係を気付くこと。
(信頼関係がないと、何を言われても素直に響かないですよね)
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彼女達の映像をあらためて見て私が最も感動したのは踊る時の「意識」の変化でした。手にちゃんと神経が通い始めて、一表現者としての表現になって来ているんです!
これから更に良くなっていくに違いない・・とわくわくしたレッスンでした。
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