Tuesday, October 7, 2014

ベリーダンスの衣装って、着てて恥ずかしくないですか?


...と澄んだ目でお訊きになられた方が、今までに何名かいらっしゃいました。
一応ご説明すると、ベリーダンスの衣装も様々で、もっと身体が隠れるタイプの物もあります。ですがこのご質問は、大抵この写真のような、キラキラしたベドラー(ブラとベルト)に対して向けられています。

私個人として、それに対する答えは「YESであり、NO」です。


YES。昼間の商店街でお買い物するなら。蛍光灯の下で事務室で着るなら。素顔で着るなら。そしてダンスを踊らないなら。

NO。スポットライトを浴びて舞台に立つなら。薄暗いレストランの中で踊るなら。キラキラを顔にまぶしている時なら。ダンスを踊るなら。


これも(細かい所は違えど)ラテンダンサーやサンバダンサー、モダンバレエダンサーもそう言う方が多いのでは?と想像します。

そしてこの方も。

永遠のスーパースター、マイケル。(それにしても何故金のハイレグ?)
ステージを降りたら、この格好は恥ずかしかったんじゃないかしら..。


話が逸れました。

オリエンタルダンスの衣装は概してきらびやかです。そして「ダンサーとしての肉体」を際立たせるデザインになっています。

だから「そういう衣装を着るのは恥ずかしい」という抵抗感を最初に持つ事も、或る意味自然かもしれないと思うのです。


というのも私自身が、このような型の衣装を初めて身につけられるまでには、ダンスとの出会いから4年くらい時間がかかりました。(因にその辺は人それぞれですから、早いのが良いとか悪いといったことではありません。)

それまでドレス型や半袖の衣装で、スパンコールもあまり付いてない物を着ていました。音楽もそういった衣装に似合うものでした。何と言うか気持ちが衣装に追いつくまでに時間がかかったのだと思います。

初めてベドラーを身につけた時、そのときを待っててよかった!という歓びがあったのを覚えてます。

また、私が師事した先生方は皆さん、パフォーマンスの前の待ち時間や踊りの後は衣装だけの姿でウロウロしないように、必ず上にガウン(アラビア語でガラベーヤと呼んだりします)を羽織るようにと指導されていました。

ダンスはプレゼントだから大切に秘めておいて、ステージの上でだけ明らかにするのだ、と。

なんだかロマンティックですよね。
衣装も大切なダンスの一部、パートナーなのだと思います。


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