Saturday, October 12, 2019

レバニーズスタイルのベリーダンス

こんにちは!オリエンタルを日々是研究、ニスリーンです。
自然災害が続く今日この頃。どうかみなさま、安全第一でお過ごしください!
そして、このような悪天候の中で人々の安全を守る仕事をされている方々に敬意を表します。


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今日はレバニーズスタイルのベリーダンス(主に90年代)について取り上げたいと思います。こちらの記事にもレバニーズのビデオを増やしました。

↓面白いビデオを見つけました。前半はモダンエジプシャンスタイルのベリーダンスのカリスマともいえるDina、後半は同時代に大変な人気をはくしたという(今もご活躍)レバニーズダンサーHowaida El Heshamのパフォーマンスになっています。



ベリーダンスは、どのスタイルも基本のステップや、テクニックは共通しています。
さらに、ダンサーひとりひとりに個性があります。
しかし、まず第一に使用される音楽の違い、そしてエネルギーの使い方にスタイリングの特徴が表れるとも言われています。レバニーズスタイルに特に目立つ部分としては、一般的に下記のような内容を挙げられると思います。


音楽
・ダブケのレパートリーを良く入れている(ダブケで細いケーンを扱うこともあり。)
・レバノンのポップスも豊富
オリエンタルダンスに使われる古典曲は、エジプシャンスタイルと共通するレパートリーも多い(※アラブの広い地域で愛されている音楽は多いため。ちなみに上のクリップでHowaidaが踊っている曲はアルジェリア人の伝説的歌手、Wardaによるharamt ahebak


音楽の解釈
・歌詞に合わせた手の動きなど、詩的な表現が出てくることがある。
・手の動きやトラベリングでメロディを表現しながら、ヒップワークやステップ、ショルダーワークでビートを表現することが多い。

衣装
・衣装は色々だが(パンツスタイルも見られる)、比較的、ドレスよりべドラー型が多く見受けられる。
・ヒールのある靴を使用することが多い。(トルコのダンサーのようなピンヒールはあまり見られない。)


エネルギー
・上半身は上に引き上げて、どちらかというと「弛緩」よりは「覚醒」のイメージ(もちろんリラックスは大切だがエジプシャンと比べると。)
・ゆったりと踊ったら次は速く踊る、などエネルギーの「緩急」を重視する傾向。

よく見られる、目立つ動き


・ペルビスを後ろに跳ね上げるヒップワーク(上のビデオだと05:53あたりに顕著。)
・エントランスはヴェールの技術を披露することが多い
・大きなヒップスウェイ
・切れのあるスピン(しかし、モダンターキッシュダンサーによくみられるような、体を後ろに逸らしてのバレルターンはあまり見られない。基本、上半身はストレートで、連続スピン。)
・バックベンドが見せ場(バックベンドしたままスネークアームスを披露したり、そのままドロップ、起き上がる。などの演出も多い。)


Maya Abi Saad
5.15あたりが特徴的な、大ぶりなヒップスウェイです。
ドロップは9.03あたりで見られます。

・クロスオーヴァ―ステップがよく出てくる
・スネークアームスやリストサークルを多用






DIna Jamalのビデオ。

・切れのあるスピンは彼女のトレードマーク。



現在のレバニーズスタイルの礎を築いたともいわれているのは、こちらのNadia Gamal(1937-1990)です。
1990年代のスタイルへの確かな影響を見ることが出来ます。



☆ニスリーン イベント情報 2019年10月時点
Upcoming events☆こちら


●2019/11/16(土)20.:30_

ボルボルレストランショー@高円寺●Tel: 03-3223-3277

●2019/12/1(日)昼間
Eshta Zhara ハフラ


●2019/12/21(土) シルクロード@錦糸町にてクリスマスショー
Details coming soon

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[Bilingual post] Podcast S2: Ep9 – How Belly Dancing Expanded My Horizon /ポッドキャスト S2:エピソード9- ベリーダンスはどのように私の世界を広げたか

            Japanese follows English/ 日本語は英語の後に記載 Hello, this is Nisreen. Welcome to the ninth episode of Season Two of my podcast—it’s lov...