テニス漫画名作、【エースをねらえ!】より。
高校時代何気なく読んだものですが、ダンスを始めてから思い返すと心にぐっさり突き刺さる台詞の連続だった事に気付きました…。(特に穴だらけのバケツ、のくだり)
自分はスポ根とは程遠いヘナヘナ野郎ですが…
せめてひろみやお蝶夫人の気高さの1パーセントでも見習いたいもんです。
※「好きで背が高く生まれたわけじゃない」と後ろ向きになっている中学生の蘭子をテニスプレイヤーとして見いだす宗方コーチ(大学時代)の言葉。
「だれもが美点欠点とりまぜて 生まれてきてるんだ
あまったれるんじゃない!
じぶんに勝つということが どういうことかわかるか
長所をのばし短所を克服して 長所にさえかえてしまうことだ
そうしてはじめて 周囲にも勝てるんだ」
※ひろみの対戦相手・美咲がラケットをへし折り試合を途中放棄した事に対するお蝶夫人のコメント。
「いるわ、そういうタイプ。プレイヤー失格よ。
そういう人たちは集中力がないのよ。
一つ気に障ることがあるとそれにとらわれて、もう力が出せないのよ。
やれ暑いとか寒いとか不利なコールがあったとか。バカバカしい。
完璧な条件でプレイできる事など一生に何度もないわ。
技があってもそれに見合う精神力がなければダメよ。ラケットを折るなんてもってのほかだわ!
コートに立つ前にまずその根性を叩き直すべきね。許せないわ、テニスを愛する者として…」
※岡ひろみと対戦して負けたジョージィが、試合後に泣いている時に姉のジャッキーから諭される場面。
「生きていればね、ジョージィ。毎日何かが起きるのよ。
けれどその起きたこと自体は、幸・不幸の性格を持っていないのよ。
幸・不幸の性格づけをするのは私たち人間よ。
ひろみを見なさい。
この短期間になぜあなたに勝つまでになったと思うの?」
「起きたこと全てをハッピーになるように受け取ってきたってわけ?」
「そのとおり」
「あたしはそんなオメデタイ人間じゃないわ!!」
「じゃあどんどんひろみに離されていくのね!
欠点をそのまま残してるあなたは、穴だらけのバケツよ!
それでどうがむしゃらに水を汲んでももれていくだけ。
努力している気でいて、その実なんにもしちゃいないのよ!
だから血のにじむ思いでその穴を埋めてきたひろみとは勝負にならないのよ。
欠点を残して何をしたってダメよ!
負けて悔しかったらあなたもその穴を埋めなさい!
どんな苦痛が伴おうと、欠点全てをそぎ落としてみなさい!!
そして見てなさい。この大会でいずれひろみは負ける。
その時のひろみの態度をよく見てなさい。
やぶれたあとの態度で、失敗をどう生かすかでその人間の器がわかるのよ」
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