Monday, October 29, 2018

エジプトかトルコか???

こんにちは。
オリエンタルを日々是研究☆ベリーダンサー、Nisreen(ニスリーン)です!

ハロウィンは海賊になりました😎
Farhanaさん主催のEshta Zhara発表会を観てきましたよーみんな素敵だった!


普段のベリーダンスのメイクや衣装の方が派手なことに気づく。笑



昔から、ベリーダンスに関する、お客様向けのインターネットの記事を見ると
「べリーダンスはトルコのスタイルとエジプトのスタイルに分かれます。」と書いてあることがあります。

まずここで疑問符が浮かびます・・。
さらに「トルコのベリーダンス」=「露出度が高くてアクロバティック」で「エジプトのベリーダンス」=「エレガントでフィーリング豊か。露出は少なめ。」
などと書いてあるのもたまに見ます。
こういう記述を見る度にモヤモヤとするニスリーンです。 私はどちらのスタイルも好きで、どちらのスタイルもまだまだ勉強中なのですが、
第一に、ベリーダンスはトルコかエジプトかの2択じゃあないですね!
特に、レバノン!!を忘れちゃいけませんよ〜〜。私は特に、レバノン系である師匠から長くベリーダンスを習いましたので、そこは譲れないんです!


第二に、エジプトでダンサーがお腹をボディーストッキングで必ず隠していた時代はいざ知らず、ここ15年あたりの国際的に有名なダンサーの様子に限って言うなら、 肌を出している面積には国によってそこまで大きな違いは見受けられないように思います。(※肌が出ているのが悪いわけじゃないですよ!!)
第三に(これが一番気になる)トルコのベリーダンスの特徴は「アクロバティック」だけではないですよ~。 恐らく「アクロバティック」とは前後開脚やバックベンド(上体を後ろに反らす)を含むフロアーワークや、スピンを指しているのだと思われますが、

他にも、チフテテリ等の他の舞踊の影響。

ロマの伝統的なダンスとの重なる部分。(トルコのベリーダンサーでロマ民族の方は多い。有名なところではDidem。)
何より音楽のリズムの違い。使われている楽器(クラリネットの使い方は特に特徴的)の違い。
さらに腕の使い方の違い。

他にも色々違いがあります。もちろん個々のダンサーの個性も大ですが、トルコのダンスはやはりフィーリングの表現の仕方や、捉え方にエジプトのベリーダンスとは大きく違う特徴があります。
でも「違う」というのはどちらがより豊か、ということでもないと思うんですよね。
また、トルコ人が踊っていればそれがトルコの伝統的なダンスとも限らないという部分もあります。

トルコ人ダンサーがエジプトのスタイルで踊ったり、アラブ音楽を独自の解釈で踊ったり、あるいはフュージョンを踊っていることもあります。
特にここ15年くらい?Turkish Belly Danceで検索してぱっと出てくるダンサーはなかなかの割合で、そういう傾向ではないでしょうか。 
トルコの方は外国の物を積極的に取り入れるというか、むしろ異国的な物にあこがれる傾向が強いのかなあと思ったこともあります。それも文化的な寛容性の表れかもしれませんね。 と言う訳で、各国の特徴を見分けるのはちょっと複雑な部分もあります。

それぞれのスタイルのビデオについてまとめた記事はこちら

ポイントは、それぞれに良さや美しさがあるよね。ということでした♪





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