Saturday, December 31, 2016

2016年の終わりに向けて。



こんにちは、ニスリーンです。

ようやく全ての仕事と大掃除も終え、2016年を振り返っています。・・この写真みたいな姿勢でではないですが。笑

またしても「初めて」だらけの1年でした。

***
プロのダンサーとしてのデビューを師匠に認めて頂き、プロデビューパーティーをさせて頂けたこと。

初めて自分でイベントを主催させて頂けたこと。

初めてプロのベリークイーンダンサーの一員として、幾つかのレストランショーに出演させて頂けたこと。

初めて、お手伝い頂きながらも、自分でベリーダンスの長文の英語の記事を和訳したこと。

そして、初めて、私の受け持つベリーダンスクラスの生徒さんが発表会で踊られたこと。

また、ダンス以外の面でも、

もうひとつのお仕事では、おおきく3つの新しい業務を任せて頂けるようになったこと。

私生活では、


これまで経験した事のなかった喜びや、安心、幸せ。

これまで経験したことのなかった寂しさも
・・

****

日々生かされている中で頂いたギフトの大きさに、改めてびっくり、です。

そして、私の側に居て下さる皆様に、心から感謝です。ありがとうございます。
そして、これからも宜しくお願いします。

来年は真新しいアートイベントをご用意してお待ちしています。新たな素敵な出会いを楽しみにしています..!





どうか、地球に平和が訪れます様に・・

微力でも何が自分にはできるのか、考えながら、2017年を迎えたいと思います。

ニスリーン


☆☆☆☆☆ベリーダンスのレッスン☆☆☆☆

☆Belly Queen (中野) ※2015年7月よりスタート
毎週(木)曜日、20:10-21:10
オリエンタルベーシック

新規生徒さん募集中♪♪一緒に楽しく踊りましょう!





Sunday, December 18, 2016

【イベントのお知らせ☆☆2017年2月26日(日】Art×Belly Dance-ダンサーさんの絵,描きます。

こんにちは!ニスリーンです。
クリスマス間近の昨今、皆様いかがお過ごしですか?
私は超簡単なケーキを焼いたり、チキンを焼いたり、子供?と言うくらいにワクワクしています☆

ワクワクついでに・・・来年のワクワクな企画もシェアーさせてください♪♪

このたび、私Nisreenの企画で、ベリーダンサー、ベリーダンス愛好家さん対象に
「Art×Belly Dance-ダンサーさんの絵,描きます。」
という会を2017年2月26日(日)池袋のakonet studio&photos( http://www.akonet.jp/)さんで開催する運びとなりました☆

お申し込み先...luxsharqui@gmail.com

私はもともと美術大学出身、美術畑の人間でして、
以前から、イベントで何気に自作のカードを販売させて頂いたり、細々とアート活動もしていたのですが、その場でダンサーの方を描く、というのは初めての試みです!


内容としては、
古典楽曲、Zeinaをみんなで聞いて、
●テーマ曲を色や形にすると?視覚化をテーマにディスカッション
●実際に皆で踊ってみる
●最後にNisreenが参加者各位のイメージスケッチをプレゼント★

という運びを予定しています☆
主なゴールは

「音楽を視覚化する」ための新たなアプローチと、
「自分の個性・魅力」に気付いたり感じて頂けること
等です!
絵を描くための講習ではないので、皆さんに「絵」を描いて頂くことはないです。^^
ダンス技術の指導も今回は目的ではないので、基本は行いません。


1月26日までのお申し込みで、参加費が3.000円きっかりになりますのでとってもお得です。最高でも5人までと少人数の会を予定していますので、
「何か面白そう♪」と思って頂けましたら、是非お早めにお申し込みを〜〜〜。

*****
ちなみに、なぜ、このような、ダンスワークショップともつかない風変わりな会を開催するに至ったかといえば、
ベリーダンスを学べば学ぶほど、
音楽を視覚化する事こそ、このダンスの本質。と感じる瞬間があるからです。

それは決してゴールの無い「道」なのですが、
一見まったく関係ない分野のように見える美術と



「本来目には見えないものを見えるようにする」

と言う役割においては同じだと実感しました。

美術史を紐解いてみても、音楽と美術は相互に影響し合いながら発展しています。
きっと皆さんの「道」においても良い刺激になるのではないかと思います☆



****************
日時:2017年2月26日(日)13:00-15:00
定員数:5名様まで
場所:池袋駅東口より徒歩2分、akonet studio&photos
持ち物:動きやすい服装、筆記用具、水
参加費: 3.500円
★★早割あり!2017年1月26日までにお申し込み頂くと3.000円。★★
※2017年2月22日以降のお申し込みですと当日現金払いのみで4.000円。
お申し込み先luxsharqui@gmail.com
1お名前
2人数
3ご連絡先メールアドレスと電話番号
記載の上でご連絡ください。

akonet studio&photos
〒171-0022 東京都豊島区南池袋1-20-1 横田ビル5階C
TEL090 8518 2872 (石田)
ウェブサイト     http://www.akonet.jp/
バイヤーのブログ   http://blog.akonet.jp/
見習いゾウ使いのブログ http://blogzouelephant.sblo.jp/

Nisreenのブログ http://rakssharqui.blogspot.jp/


****

Nisreen
マスターティーチャーSadia Camilleが主催する
Belly Queen Japanのメインダンサー/講師。
「オリエンタル」を日々是追求。
東京造形大学造形学部卒業。ダンサー業、講師業の傍ら、
アート活動にも力を注ぐ。対応言語・日本語、英語、スペイン語。



☆☆☆☆☆ベリーダンスのレッスン☆☆☆☆

☆Belly Queen (中野) ※2015年7月よりスタート
毎週(木)曜日、20:10-21:10
オリエンタルベーシック

新規生徒さん募集中♪♪一緒に楽しく踊りましょう!



Friday, December 9, 2016

American Cabaret 「アメリカンキャバレースタイル」日本語訳⑵


***こちらの記事は、アメリカ在住のライターLaurenさんが書かれたAmerican Cabaretのベリーダンスについての記事の、私Nisreenによる、和訳です。
歴史もふまえ詳しく公平性をもって書かれた素晴らしい記事で、是非日本のダンスコミュニティでも紹介したいと思い、Laurenさんの許可を頂いて日本語訳を付けました。校正と、訳のお手伝いをしてくださったのはN.Y在住の高橋直美さんです。ありがとうございます!
もとの記事は1ページなのですが、訳と原文を並べると文章量が多くなってしまったので、2ページに分けてUPします***こちらの記事は2ページ目です。
記事


BACKLASH

After the 1970s, bellydance’s brief surge in popularity waned and bellydancers would spend decades working to recover their now-tarnished image as symbols of hedonism and sexualty. It was a confusing time to be a woman, much less one who had fallen in love with bellydance!

バックラッシュ

1970年代以降、ベリーダンスの短いブームは過ぎ去り、ベリーダンサーは今や享楽主義と性のシンボルとしての汚れたイメージを回復させるために何十年も費やすことになります。女性にとっては、ややこしい時代でした!ベリーダンスに恋をしている女性にとっては尚の事です。

Freed from its role as a tool in the sexual revolution, bellydance in the US began to move in two different artistic directions.

性の解放運動の一手段としての役割から解放されたアメリカのベリーダンスは、アートとして2つの方向性に枝分かれをしていきます。

On the West Coast, Jamila Salimpour and her students were dressing in folkloric costumes so they would be welcome to perform at ethnic festivals. The hippy aesthetic lent itself to a more earthy, less sparkly presentation and more of a feeling of sisterhood among the dancers. From those movements, American Tribal Style and later Tribal Fusion evolved.

西海岸では、Jamila Salimpourが、民族文化イベントで受け入れられるようにと、生徒と共にフォークロリックなコスチュームに身を包んでいました。 ヒッピー的な美的感覚に沿って、キラキラは控えてより土着的な装い、よりシスターフッド(女性達の姉妹のような絆)にフォーカスしていきました。このような傾向の延長線上に、アメリカントライバルスタイル、そして後にトライバルフュージョンが生み出されました。

But the mixed Pan-Arabic and Turkish style continued to develop as well, and picked up the name “Cabaret” to distinguish it from the folkloric and tribal styles.

一方、種々アラブやトルコのスタイルもまた発展を続けており、フォークロリックやトライバルスタイルと区別するために「キャバレー」という名前が用いられました。

By the 1980s, technology was changing. People of ‘average means’ were beginning to travel overseas, and videotape was bringing actual footage of dance from its native lands into students’ living rooms. It was through travel and video that American bellydancers began to discover Egyptian-style bellydance.

1980年代には、テクノロジーも進歩を遂げ、「一般庶民」も海外旅行をするようになっていました。そしてビデオテープにより、現地のダンサーの踊りを生徒の居間にまで運ぶことができるようにもなったのです。アメリカのベリーダンサーが、エジプシャンスタイルのベリーダンスを見いだしたのは、旅行とビデオを通してのことでした。

By the late 1990s, everyone was watching Golden Era clips, attending workshops with former members of the Reda troupe, and learning to interact with their music in this new, more subtle, more emotionally evocative and less flashy way. The dance community began to speak disparagingly about American Cabaret, saying it wasn’t accurate or authentic.
1990年代までには、誰もがベリーダンス黄金期のビデオを見、元レダ舞踊団のメンバーのワークショップに参加し、この彼らにとっては目新しい、もっと微妙で情緒的で、そして慎ましいスタイルで音楽表現することを学ぶようになっていました。
人々はアメリカンキャバレーについて批判的に語るようになり、あれは本物の、正しいベリーダンスではなかったのだ、と言うようになりました。


Americans were still thinking of the ‘Mysterious East’ as a homogenous place and not acknowledging the vast regional differences. For nearly a decade, American Cabaret style bellydance was labeled inauthentic and treated as a Hollywood bastardization of Egyptian style dance.

アメリカ人は未だ、「神秘的な東洋」をいっしょくたに考え、各地域ごとの違いを認識していなかったのです。 およそ10年間、アメリカンキャバレースタイルは、偽物のレッテルを貼られ、エジプシャンスタイルの不出来な模倣品として扱われていました。

American dancers tried to defend themselves, insisting that they had learned their dance directly from native teachers, but until Turkish and Lebanese video clips started turning up, they were simply not heard. American Cabaret, or AmCab, fell out of favor during American’s infatuation with Egyptian dance.

アメリカのダンサーは自身のために立ち上がり、中東出身のダンサーから直々にダンスを習ったことを主張しましたが、ターキッシュとレバニーズのダンスのビデオが広まりはじめるまでは、まるで聞き入れられませんでした。
アメリカ人がエジプシャンスタイルに熱狂する一方、アメリカンキャバレーは不人気になりました。 

Here’s the legendary Cory Zamora defending Cabaret style in an interview and showing us how it’s done:

こちらは、伝説のダンサーCory Zamoraが、キャバレースタイルについてインタビューで弁護し、そしてどのようなダンスか披露している映像です。




AMERICAN CABARET STYLE TODAY

Modern American Cabaret dancers may depart from the finger cymbals/veil wrap/floorwork pattern, but they still blend the movements they’ve learned from Egyptian, Turkish, Lebanese, Tribal, and American Cabaret teachers with movements and aesthetics from ballet, jazz and modern dance. Props have expanded to include Isis wings, fan veils, veil poi, and fire props. 

 今日のアメリカンキャバレー 

モダンアメリカンキャバレーのダンサーは、ヴェールを巻いてフィンガーシンバル、フロアワークといった型は踏襲していないかもしれませんが、エジプシャン、ターキッシュ、レバニーズ、トライバル、そしてアメリカンキャバレーの師から習ったそれぞれの動きを組み合わせ、また、ジャズ、バレエ、モダンダンスなど別のジャンルの美学を取り入れています。
小道具の幅も広がり、イシスウイング、ファンヴェール、ヴェールポイ、火を使ったり様々です。

Ansuya (whose mother, Janaeni Rathor, was a classic American Cabaret dancer), is still performing in American Cabaret style, fusing Indian elements into her dance, wearing multilayered costumes and incorporating zills, floorwork  and props in her shows.

Ansuya(彼女の母お母様はアメリカンキャバレーの名ダンサーであったJanaeni Rathorです。)は、今日もアメリカンキャバレースタイルとインド舞踊の要素を混ぜ合わせて踊っています。何枚もヴェールを重ねるような衣装、フインガーシンバル使い、フロアーワーク、そして様々な小道具使いを継いでいます。




Aziza, formerly of the US and now living in Canada, offers a melting pot of Western and Arab/Turkish elements in her dance. Her performance here begins with a reading from a 1960’s ‘How to Bellydance’ album insert, lending the perfect retro vibe to Aziza’s modern American Cabaret style. Aziza is the current icon of modern American Cabaret style belly dance.

アメリカ出身、カナダ在住のAzizaは、西洋的スタイルと、アラブやターキッシュスタイルの融合をダンスの中に見せています。此方のビデオのイントロでは、1960年代の「How to Bellydance」というアルバムの朗読部分が流れ、彼女のモダンなアメリカンキャバレースタイルに、レトロな雰囲気を添えています。
Azizaは近年のモダンアメリカンキャバレースタイルのベリーダンスの象徴的な存在です。





Suhaila Salimpour is still influential, and the Bellydance Superstars brought Jillina Carlano’s slick choreographies to a wide audience of American dancers and had a profound influence on troupe dancing in the early 21st century. 

Suhaila Salimpourは今でもリーダー的な存在です。
またベリーダンス・スーパースターズの存在は、Jillina Carlanoの洗練された振り付けをアメリカのより広い客層にまで広め、21世紀前半の群舞の分野に誇らかな影響を与えました。



While teachers on the workshop circuit and in Internet discussion groups embraced Egyptian style, hardworking dancers on the American nightclub and restaurant circuit never stopped dancing in the showy blend of Turkish and PanArabic styles that has become Modern American Cabaret style. Today the style is beginning to make a comeback, as the dance community embraces its boldness and power. Here’s Karma Karmelita dancing an almost pure American Cabaret style set in 2015.

ワークショップ(のサークル内)で、またはインターネット上の議論においてエジプシャンスタイルが称揚される一方で、アメリカのナイトクラブやレストランでは、ターキッシュや様々なアラブのスタイルの融合の華やかなダンスを、熱心なダンサーたちが踊るのを止めることは決してありませんでした。
このことが、モダンアメリカンキャバレースタイルの発展にも繋がっています。
今日、ダンスコミュニティーがその大胆さと力強さを讃え始め、アメリカンキャバレースタイルがカムバックを果たそうとしています。

こちらは、Karma Karmelitaが2015年に純正なアメリカンキャバレースタイルに近いダンスを踊っている映像です。





記事
The article  by Lauren.
Translation Credit:  Nisreen, Naomi Takahashi.

American Cabaret 「アメリカンキャバレースタイル」日本語訳⑴


***こちらの記事は、アメリカ在住のライターLaurenさんが書かれたAmerican Cabaretのベリーダンスについての記事の、私Nisreenによる、和訳です。
歴史もふまえ詳しく公平性をもって書かれた素晴らしい記事で、是非日本のダンスコミュニティでも紹介したいと思い、Laurenさんの許可を頂いて日本語訳を付けました。校正と、訳のお手伝いをしてくださったのはN.Y在住の高橋直美さんです。ありがとうございます!
もとの記事は1ページなのですが、訳と原文を並べると文章量が多くなってしまったので、2ページに分けてUPします***こちらの記事は1ページ目です。
記事


American Cabaret

What is American Cabaret belly dance? Is it authentic? How is it different from other belly dance styles?  Who are the main influencers in this style? Let’s explore the topic in depth.

アメリカンキャバレースタイルとは、何でしょうか?「本物の」ベリ-ダンスでしょうか?他のベリーダンススタイルとどのように違うのでしょうか?代表的なダンサーは誰でしょうか?このページでは、より深くこのテーマを掘り下げてみます。

Karma Karmalita, a rising star in the genre, perfectly embodies the power and fierceness of this style. Karma offers American Cabaret bellydance among her online classes on Powhow! photo by Antero Fine Art Photography.

Karma Karmalitaはこのジャンルの新生スターであり、完璧にアメリカンキャバレースタイルの毅然とした力強さを体現しています。 オンラインクラスも提供中です。 



American Cabaret style belly dance is sometimes called AmCab for short. It’s also sometimes called Vintage Oriental or American Nightclub style. Usually when we talk about American Cabaret, we’re talking about the period from the 1960s until the 1980s, and the phrase defines the era as much as the style.

Current American dance that isn’t Egyptian or Tribal in nature is sometimes called “modern American Cabaret” but is less well-defined.

アメリカンキャバレースタイルは、時にアムキャブと略して呼ばれることもあります。他にヴィンテージオリエンタル、アメリカン・ナイトクラブスタイルという呼び方もあります。通常、アメリカンキャバレーというと、1960年代から1980年代に隆盛だったスタイルを指しています。
近年のアメリカのエジプシャンやトライバル以外のベリーダンスのスタイルについては「モダンアメリカンキャバレー」と呼ばれることもありますが、特定の呼び方はありません。

Can you see the roots of all American belly dance styles in this performance, from Aziza to Rachel Brice?

こちらのパフォーマンスに、AzizaからRachel Briceなど(今日の、幅広い)アメリカのベリーダンススタイルのルーツが覗いているのをご覧になれますか?




DEFINING CHARACTERISTICS OF THE STYLE

The classic American Cabaret performance is characterized by:

Wrapped Entrance: Dancer enters wrapped in a veil (sometimes multiple veils or a cape, but the fabric draping and hiding part of the costume is important) and performs a fast, lively dance with finger cymbals. 
Veilwork: After the first number, she removes  the veil and dances with it. Traditionally, a chiffon veil  framed movements, accented spins, or  partially covered the face or body. Modern dancers use silk veils to create shapes and movement in the air around them. 
Finger cymbals: Zills are considered essential, often played with a high level of musicality, and might be worn for the entire show even when they’re not being played.
Floorwork performed to slow music (often chiftitelli rhythm) is characteristic. Might be done kneeling, side-lying, reclining on the elbows or fully reclining. Can include various figure 8s, undulations, armwork, shimmies, and belly rolls.
Dramatic moves in this style include fast spins, belly rolls and flutters, Turkish drops, skirt kicks, and a cappella zilling.
Props (in addition to the  zills and veil) might include cape, sword, candles, candle tray or cane Music could be from anywhere: Lebanese, Egyptian, Syrian, Arab-American, Turkish, even Greek.
Exoticism and Orientalism were common in America until the 1990s, and this was true among most dancers as well. The Orientalist idea of the day was that women of the East are passionate, primitive and wild beneath their demure veils and the dance often incorporated these concepts. It was common to put a “sultan’s turban” on a male audience member, for instance, and then dance for him. It was also common for the dancer to use her veil to mimic hijab while dancing.
Overall: Dancers strived for fluidity and control while going for a look that seemed wild, free and unrestrained.

古典的なアメリカンキャバレーのパフォーマンスの特徴

ヴェールを巻いて登場

ダンサーはベールを巻いた状態で(何枚ものヴェールやケープを使う事もありますが、布にたっぷりとドレープを寄せ、衣装を部分的に隠していることがポイントです。)フィンガーシンバルを奏でながら、速く元気な調子の曲を踊ります。

1.ヴェールワーク

始めの曲の後はヴェールを身体から外し、ヴェールを使って踊ります。伝統的な使い方は、シフォンヴェールで動きをフレームのように強調したり、アクセントを利かせたスピン、又はヴェールで顔や身体の一部を隠したりします。近年のダンサーはシルクヴェールを使用し、風になびかせて動きを作り出します。

2. フィンガーシンバル

ジルは非常に重要な役割を果たし、多くの場合音楽センスをもって演奏されます。たとえジルを演奏しない時でもショーが終わるまで(ジルを)外さない事が多くあります。

3.フロアーワーク

ゆっくりとした曲(多くの場合チフテテリのリズムです)で踊るのが特徴です。膝を付いたり、半身を付く、肘をついて上半身を反らせる、または完全に上半身を後ろに反らして踊ります。様々な種類のフィギア8、アンジュレーション、アームワーク、シミー、ベリーロールが行われることがあります。

4.ドラマティックなダンス

ドラマチックな動きには高速スピン、ベリーロール、フラッター(シミー)、ターキッシュドロップ、スカートを跳ね上げるキック、またはジルのアカペラ演奏等が含まれます

5.ジルとヴェール以外の小道具


ケープ、剣、キャンドル、キャンドルを載せたトレイやアサヤ(ケーン)

音楽

非常に様々な地域の音楽が使用されます。レバノン、エジプト、シリア、アラブ系アメリカン、トルコ、ギリシャも。

●異国趣味、オリエンタリズム

90年代までのアメリカではよく見られた傾向であり、この傾向をダンサーが表現することも珍しくありませんでした。オリエンタリスト
(訳注:「オリエンタリスト」は本来「東洋学者」を意味する言葉であるが、「オリエンタリズム」の語が流通するにしたがい「オリエンタリズムを流通させている人物」という(批判的な)意味あいを帯びてきている。
オリエンタリズムは、元来、特に美術の世界において、西ヨーロッパにはない異文明の物事・風俗に対して抱かれた憧れや好奇心などの事を意味する。パレスチナ出身のアメリカの批評家、サイードは「東洋」を不気味なもの、異質なものとして規定する西洋の姿勢をオリエンタリズムと呼び、批判した。参考URL
の持つ東洋女性のイメージは、神秘的なヴェールの陰で実は「情熱的」で「野蛮」であるというもので、ベリーダンスがこのイメージに沿うように踊られる事もしばしばでした。「スルタン(王様)のターバン」を男性の観客に被せて、その観客に向けて踊る、というのも当時よく見られた演出です。また、踊りながらヴェールをヒジャブのように巻いてみせる事もよくありました。

●全体的には

ダンサーたちは、ワイルドに、自由で解き放たれて見えることを目指し、互いに(動きの)滑らかさとコントロールを競い合いました。


FLOORWORK

Floorwork is viewed as sexual by some audience members, but the dancers perceive their floorwork as spiritual, graceful and a showcase for their strength, flexibility, and emotional range. The legendary Delilah epitomized the art of floorwork in American belly dance:

フロアーワーク

フロアーワークは一部の観客には性的に映ることもありますが、ダンサー自身はスピリチュアルで優雅なダンスと考え、体の強靭さや柔らかさ、そしてさまざまな感情表現の見せ場としています。

伝説的なダンサー、Delilahのダンスは、アメリカンキャバレーのフロアーワークの芸術性の代表例です。



COSTUMING
  • Many, if not most, dancers in the US made their own costumes until the 1990s
  • Multilayered looks that conjured images of ‘The Mysterious East’ were popular
  • It was the fashion to wear circular skirts that were split all the way to the hip in front, showing the full leg (some dancers wore harem pants underneath for modesty)
  • Fringe and/or coins were important costume elements
  • Veils were transparent chiffon or lamé and were often trimmed in sequins or beads. They could be much heavier than today’s silk veils because they were used much differently.
  • The circle skirt was ubiquitous, usually cut in panels, with a narrow panel in front, a wide panel in back, and slits all the way up to the waist. Less common skirt styles included tulip, mermaid, and straight skirts. Skirts were always long.
  • Belts were often narrow and worn very low on the hip. Bra bands were frequently sewn in narrow pieces with the sides left open. Sequins, coins, beads, pearls, and jewels were used extensively, with rhinestones less common than they are today.
Here’s the magnificent Elena Lentini showcasing the elements of American Cabaret-style belly dance and costuming:

衣装

多くの場合、または殆どの場合、1990年代頃までアメリカのダンサーは衣装を自身で作っていました。

「神秘的な東洋」というイメージを強調した、ヴェールをまとうスタイルが人気でした

腰までスリットの入った、足を全て見せるサーキュラースカートが流行でした。(露出しすぎないようにと、ハーレムパンツをスカートの下に着用するダンサーも居ました。)

フリンジかコイン、またはその両方が重視されました。

ヴェールはシースルーのシフォンかラメで、スパンコールかビーズで縁取りされた物も主流でした。近年のシルクヴェールよりもっと重い物だったかもしれませんが、ヴェールの扱い方が今とは違っていた為です。

サーキュラースカートはどこにでも登場しました。(大抵はパネルにカットされており、)狭い布地が前の部分、広目の布地が後ろに付いており、ウエストまでスリットが開いていました。他の形ーチューリップ型、マーメイド、タイトスカート等はそれほど人気がありませんでした。スカートはどれもロングスカートでした。

大抵ベルトは狭く、腰の非常に低い位置まで落として着用されていました。ブラのバンド部分は多くは細い布地で作られており、脇の部分が開いた形状でした。スパンコール、コイン、ビーズ、パール、そして宝石がふんだんに使われていましたが、ラインストーンを使用するのは今日見られる程一般的ではありませんでした。

アメリカンキャバレーの衣装、ダンスの素晴らしい例として、Elena Lentiniのビデオをご覧下さい。



 ROOTS OF THE STYLE

Imagine you are an American who is now living in Hong Kong. You spend your days eating unfamiliar foods, trying to communicate in a foreign language, and living in a culture not your own. Now imagine there’s a restaurant (let’s call it Rick’s Place) where other English speakers gather to eat hamburgers, fried chicken and mashed potatoes and listen to rock and roll music. Those people might be Australian, British, Scottish or Canadian, but wouldn’t you be drawn together by familiar food, music, and language? 

スタイルのルーツ

あなたが香港に住んでいるアメリカ人だと想像してください。日々、慣れない食事と、外国語会話と苦闘しながら、異文化の中で過ごしています。そこで、(仮に「リックの家」としましょう。)英語圏の人々が集まり、ハンバーガーやフライドチキン、マッシュポテトを食べられる、ロックンロールが流れるレストランがあるとします。その場の人々は(アメリカ人ではなく)オーストラリア人、イギリス人、スコットランド人、カナダ人かもしれません。それでも、互いの祖国に共通する料理、音楽、そして言葉に引き寄せられて集まるのではないでしょうか。

This is what happens in Middle Eastern and Arab communities in US cities. Perhaps the closest thing to home is a Greek restaurant, or a Lebanese nightclub, or an Egyptian hookah bar. But people from Syria, Lebanon, Jordan, Palestine and Egypt might gather together to eat, play music, talk, and dance in ways that feel comfortingly familiar. It was in these melting pots of culture that American Cabaret-style belly dance was born in the mid-20th century.

まさに同じような現象が、アメリカで暮らす中東系やアラブ系の人々の間で起こっていたのです。もしかすると、たまたま近所にギリシャ料理のレストランが、レバノン系のナイトクラブが、またはエジプト系の水煙草バーがあったということかもしれませんが、シリア、レバノン、ヨルダン、パレスティナ、そしてエジプトなど様々な出身の人々が入り交じって、食事や、音楽や、会話や、そしてダンスを、親しみを感じながら楽しんでいたようでした。20世紀半ば、このような文化の坩堝の中から、アメリカンキャバレースタイルのベリーダンスが生まれました。

Here’s an amazing glimpse into that time —
A mini-documentary about Serena, an early pioneer in American belly dance, narrated by her son.
大変貴重な、当時が垣間見える映像をご紹介します。アメリカのベリーダンスの創始者の一人であるSerenaのミニドキュメンタリーです。解説者は彼女のご子息です。




In its heyday, American Cabaret was simply called Bellydance. It had not yet separated into a variety of styles that needed more specific names. The dancers learned from native dancers and musicians, and a variety of Arab and Turkish styles came together; authentic, but mingled.  If you look at Turkish Oriental from the same era, though, the two styles are often indistinguishable.

全盛期においては、アメリカンキャバレーは単純に「ベリーダンス」と呼ばれていました。当時はまだ、より厳密な,詳細なスタイルの区別がされていませんでした。(アメリカの)ダンサー達が様々なアラブの国や、トルコなど、本場のダンサーやミュージシャンから(ダンスや音楽を)受け継 いだアメリカンキャバレーのダンスは本物であり、かつ複数のスタイルが融合したものでした。同時代のトルコのオリエンタルダンスを見てみると、アメリカンキャバレーと、とても似通っていることがわかります。

THE 60S & 70S: SEDUCE YOUR SULTAN

During the sexual and feminist revolutions, belly dance was perceived as an exotic, sensual activity that was perfect for the newly free-to-be-sexy American woman. Although dancing to ‘make your husband a sultan’ may seem anti-feminist now, it was a massive step forward for women to be able to openly admit to wanting and enjoying their husbands’ physical attention!

6070年代 あなたのスルタンを誘惑して


性と女性解放運動(ウーマン・リブ)が巻き起こった時代、ベリーダンスは異国的かつ官能的で、性的に解放された「新しい時代のアメリカ人女性」にぴったりの自己表現手段として迎え入れられました。
今なら「旦那さんをスルタンのような気分にさせてあげましょう」というフレーズは反フェミニズム的と捉えられるかもしれませんが、当時としては夫の性的な関心を女性が求め、そして楽しんでいる、とおおっぴらに認めること自体、女性達にとって飛躍的な前進だった訳です。

The women who participated in this movement were  brave pioneers. Classes sprung up at YMCAs and community colleges across the country. By the 1970s, influential teachers were arising. Morocco (Aunt Rocky) became a major player in New York and the East Coast. Ibrahim “Bobby” Farrah taught workshops and brought Nadia Gamal from Lebanon to teach (his followers call themselves Bobby Dolls and continue to influence the dance in North America). Jamila Salimpour  (and later her daughter Suhaila) became very influential in California. Here’s some wonderful footage from Jamila Salimpour’s classes. Note: Jamila’s beliefs about the ritualistic history of the dance were widely held at the time but are no longer accepted as factual by the larger dance community. Jamila’s classes definitely leaned toward dance as sisterhood rather than dance for seduction, and she did her best to connect the dance to its ethnic roots as well.

この動きに参加した女性たちは、勇敢なるパイオニアでした。YMCAや、カルチャーセンターなど、全国でベリーダンスのレッスンが一気に広まりました。
1970年代までに、ベリーダンスの歴史における重要人物が登場します。Morocco (ニックネームが”Aunt Rocky”=ロッキー叔母さん) は、ニューヨークを始めとする東海岸で活躍していました。 Ibrahim “Bobby” Farrahは自らもワークショップを行い、またレバノンからNadia Gamal を召還しました。(彼の後継者たちは自らを「ボビー・ドール」と呼び、北米のダンスに影響を与え続けています。)Jamila Salimpour  (そしてのちに、彼女の娘Suhaila)はカリフォルニアのダンスコミュニティに多大な影響を与えました。 こちらはJamila Salimpour のクラスの様子を捉えた映像です。

Jamila の、ベリーダンスを聖なる儀式と捉える歴史観は当時広く伝えられましたが、現在ではこの説は、小さなコミュニティの外では史実とは捉えられてはいません。彼女のクラスでは誘惑のために踊るより、シスターフッド(女性達の姉妹のような絆)を深めることにより重点を置いており、また出来得る限りベリーダンスの民族的なルーツを尊重しようと努力していました。


During this time bellydance lived on the edge of mainstream entertainment in America and was a symbol of hedonism, epitomized by the “harem fantasies” in men’s magazines and pornography at the time. Bellydancers appeared in several James Bond films (here’s a clip but I can’t embed it on the page) and the Starship Enterprise rarely visited a “pleasure planet” that didn’t feature some bellydance-influenced entertainment. Bellydance was a confusing symbol of hedonism and sexuality at the time.

You could also have seen bellydancing on TV series ranging from I Dream of Jeannie to Charlie’s Angels.

この頃、ベリーダンスはアメリカの主流エンターテイメントの片隅に位置を占めており、享楽主義のシンボル、男性向け雑誌やポルノの「ハーレム・ファンタジー」の体現でした。幾つかのジェームズ・ボンドの映画にはベリーダンサーが登場していますし、(こちらがビデオです)また「スターシップ・エンタープライズ」(訳者注:アメリカのSFテレビドラマ『スタートレック』シリーズに登場する架空の宇宙船)が「享楽の惑星」を訪ねるエピソードでは、ベリーダンス風の演し物が登場しない事の方が稀でした。
当時、ベリーダンスというと、人々を混乱させる享楽主義と性の象徴だったのです。また、「 I Dream of Jeannie」(邦題:かわいい魔女ジニー)や「 Charlie’s Angels」(邦題:チャーリーズ・エンジェル)のようなTVドラマの中で、ベリーダンスを見た方もいらっしゃるのではないでしょうか。


記事2に続きます!


The article  by Lauren.
Translation Credit:  Nisreen, Naomi Takahashi.

Thursday, December 8, 2016

【イベント後記】2016年12/4シャマイムショー御礼

こんにちは、ニスリーンです!

 もう今年も終わるかと思うとしみじみいたします。。
 先日は江古田のアットホームで美味しい!イスラエル料理レストラン、シャマイムにて、我らがベリークイーン(主催Sadia,Salma,Rin  Farhana ,私Nisreen)のハフラと、そして夜はショーでした☆

キーボードと歌は Hediさんの生演奏。

とても賑やかな会となり、感謝でいっぱいです!


私 はショーにてデュエット(Sawah )と
ソロ(Gamil Gamal)を踊らせて戴きました。

Instagramに動画もちょこっと載せてます。良かったら是非 ご覧くたさいandフォローしてくださいませ。。☆

また 近くお会いできることを願って!

ニスリーン




Wednesday, November 2, 2016

【イベント後記】2016年10月29日(土) Dance R Treat、ありがとうございました!

こんにちは。ニスリーンです。


仮装で踊ったディスコタイムの一幕。Sadia先生はネコ..じゃない、ヒョウらしい。
私は海賊だったのですが、踊ってるうちに帽子が邪魔になって取っちゃいました。

10月29日のショーDance R Treatに来て下さった皆様、どうもありがとうございました♪


ダラブッカの伊藤アツ志さん、カーヌーンの鈴木未知子さん、キーボード、そして歌を披露して下さったHediさん..

お客様からは
「生演奏が本当に素敵だった」
「ダンスが演奏とマッチしていて見ていて楽しかった」というお声を頂きました。


今回初めてカーヌーンという楽器を見たという方は「あのお琴みたいな楽器、素敵~!
綺麗な音ねえ!」としきりと仰っていました。^^

また、いつもベリークイーンの出演するショーを見に来て下さるお客様からは、ベリークイーンのダンスを見る事が
「女性の体を持ち生きる自分や、ひとさまのことを祝福するきっかけになる」
という大変嬉しいお言葉も頂けました♥♥

嬉しかったこと、今後の課題を踏みしめ、次に活かしていきたいと思います。



さてさて、次回のイベントではダブケ(足を力強く踏みならす中東の民族舞踊)とベリーダンスのコラボが見られるかも・・?
詳細きまりましたらまたお知らせしますので
Stay tuned♥


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毎週木曜日の2010−2110(ベーシッククラス)
(東京都中野区Belly Queen Japan
の定期クラス(1回ドロップイン3.500/4回チケット12.000円)
不定期でお休みが入る事もあります。レッスンご希望の方はまずはメールでお申し込みください☆

そのほか、プライベートレッスンもご相談に乗ります
luxsharquigmail.com

[Bilingual post] Podcast S2: Ep9 – How Belly Dancing Expanded My Horizon /ポッドキャスト S2:エピソード9- ベリーダンスはどのように私の世界を広げたか

            Japanese follows English/ 日本語は英語の後に記載 Hello, this is Nisreen. Welcome to the ninth episode of Season Two of my podcast—it’s lov...